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ファンを増やすメリットは?アーティスト・作家にファンは必須!

楠がよく言っている「作家さんのファンを増やしたい。」というセリフ。そもそも楠の言うファンってなんだ。ファン増やすメリットってなんだ。サイトの核にもなる「ファン」の存在。今日はそんな話をしようと思う。

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「ファンを増やす」ってどういうこと?

「ファンを増やすお手伝いをしたい」といつも言っている楠。
ファンを増やすって?と思うかもしれないが、作家活動において「ファン」という存在がいることは極めて重要なのだ。

私の言う「ファン」は、要は作家を推してくれる存在のこと。
アイドルやミュージシャンを例にとると、ライブのたびに足繁く現場に通ってくれて、グッズを出せば争奪戦のように購入してくれて、新曲を出せばどんな曲か聴く前からワクワクしながら発売を心待ちにしてくれて、発売されたらすぐさま買ってくれる。
そんな熱狂的なファンはどのアイドル、どのミュージシャンにもいるように感じる。

これを作家に置き換えるとどうだろう。
展示をひらけば足繁く通ってくれて、グッズを出せばいの一番に買ってくれて、新作の発表を今かいまかと待ち望んでくれる。
作品のジャンルにもよるが、作品自体を買ってくれることにもつながる。
もしかしたら、そのファンが友人をつれて展示に来てくれて、そこからファンの輪も広がっていく可能性だってある。

もちろん、音楽を含め、アートには偶然の出会いによるトキメキが生まれることもある。
なにげなく観ていたテレビから流れてきた楽曲が気に入り、その一曲だけを購入するということもあるのと同じように、通りすがりのギャラリーでドアの外からチラリと見えた絵に一目惚れして購入してもらえる、ということもあるとは思う。

しかし、それはかなり条件が絞られた偶然で、それを当てにするのはいささか不安ではないだろうか。
固定のファンがついている方が、作家業も安定していきそうな気がする。

つまり、私の言っている「ファンを増やす」と言うことは、作家活動を精神的にも、時には作品の購入などで金銭的にも助けてくれる存在をどんどん増やしていこう、ということなのだ。

ファンってどうやって増やすのさ?

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ファンって簡単に言うけど、一体どうやって増やせばいいのさ。
私は、第一歩として、作家が「ひとりの人間であること」をもっと出していくことで、ファン層獲得につながると考えている。

まず、作家に興味をもつ最初の入り口は作品だと思う。
作品を観て、「あっ、この人の作品好きだな」と思うところから、SNSをさかのぼって、ほかの作品もじっくりと観るだろう。
そこで、自分の好きに確信を得たら、SNSをフォローしてその人の動向を追うはずだ。

ここまでは、アイドルやミュージシャンがファンを獲得していく流れに近いと思う。
彼らの場合はルックスという商品が審査に加味されることも多く、大体、「曲が良くて気になった」「顔が好みだった」などの理由から、彼らについて調べ、好きだという確信を得ていく。

このあと、彼らがファン層の心をグッと掴んで不動のものにするのはどんな時だろう。
私は、「彼らの内面(らしきもの)が見えた時」だと思う。

もちろん彼らは、自分を商品として商売をしているプロなので、それが本当の内面かはわからないが、それでもファンは彼らを追う中で彼らが時折出す「人間味」に惹かれているような気がする。
「この前メンバーとディズニーランドに行って」みたいなプライベートの話は聞けるもんならたくさん聞きたいし、「昨日こんな失敗をして」という失敗談を聞いては「私の推しもそんな失敗するのね」と親近感を覚える。

この「人間味を出す」というのを、もっと取り入れていけばファン層が増えるのではないか、というのが私の考えだ。

自分の出し方がいまいちわからない

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ここでこの話を聞いて、「そうか、じゃあ自分を出そう!」とSNSで積極的に発信できる人は、おそらく少数で、そしてさらにおそらく以前からSNSでちょいちょい素の部分が出せていた人なのではないかと思う。
自分ひとりで、自分の内面を出していく、というのはなかなかにして難しかったりもする。

いま、私はサイトでインタビュー記事を書いたりしているが、「記事はちょっと緊張するな」と思う人たちのために、もっともっとお手軽に作家活動をしている人たちの「内面(らしきもの)」を発信していけないだろうか、とも考えている。

インスタの運用法についてはまだ考え中だが、ThreadsやXなどの会話がメインのSNSでは、どんどん私にメンションなりコメントなりで話しかけてきてほしい。
Threadsは、会話が続けば続くほど、ほかの人の目に触れやすくなるから、自分らしさの拡散にも一役買うのではないかと予想している。
今日食べた昼ごはんが美味しかった、とか、昨日こんな映画観たんですよ、とかでもいいし、アートの話がしたかったらアートの話ももちろん大歓迎だし、仕事の愚痴でも子供のかわいいエピソードでも、話したいことを自由に話しかけてくれたらと思っている。

こんなことを言っておいて、私も売り出し方などをプロデュースできるような器ではないが、少なくとも会話を見つけた人が「この作家さんはこんなこと考えてるんだな」「私もこの前同じもの食べたな」といった感じで親近感を持ってくれるのではないか、という根拠のない自信がある。

SNSは使い方が難しいツールではあるが、自分ひとりでの発信だけでなく、楽しく会話しながら自分を売り込むことができるのであれば、画期的なツールかもしれない。

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