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〈体現帝国に新展開!〉新劇場・体現帝国館が名古屋市南区に誕生へ

演出家の渡部剛己さんが2008年に旗揚げした劇団「体現帝国」。2023年、寺山修司没後40年記念認定事業として『奴婢訓』を上演したことも記憶に新しい。これまでに見たこと、体験したことのない唯一無二の世界を作り上げる彼らが、新たな劇場を作るため動き出している。その名も《体現帝国館》だ。

地域に根付き、社会とつながる劇団に

日本にも数多劇団はあるが、専用劇場を持つ劇団は決して多くない。そんな中、体現帝国は愛知県名古屋市という日本三大都市のひとつとして数えられる都市部に、商店街の倉庫を利用した専用劇場をオープンすることとなった。名古屋駅から電車1本で来ることができるため、県外からの来客も大いに見込める劇場。これまで流入のなかった新たな客層が、体現帝国の演劇を観に行くために、体現帝国館のある内田橋商店街に足を運び、それが地域の活性化につながっていく。地域への還元について、「体現帝国館を中心とした地域の観光地図を作成したいと考えています。可能な範囲で、この観光地図に割引券などを連携させることで利用を促進させていきたいです。」と説明している。演劇で地域社会に貢献していく仕組みが生まれようとしている。

「県外から観劇に来たとき、ついでに観光がしたいのは『あるある』だと思ってて、その辺をカバー出来るのは良いなと考えています。」と主宰の渡部さんが言うように、劇場の近くには商店街のほかにも、熱田神宮やひつまぶしの名店など、名古屋を楽しめるスポットがたくさんある。上質な演劇を鑑賞し、そこを拠点に名古屋の観光名所を巡る。名古屋観光の新しいスタイルが確立する予感だ。

また、この新劇場の役割として、「演劇業界への還元」も掲げている。劇場が空いている期間は、他劇団を含む、団体や個人に稽古場、作業場として貸し出すシステムも考案中だ。「最優先は体現帝国の稽古や上演の場として利用していきますが、次の段階として愛知の劇団の方々へ稽古場や作業場として利用していただくことを想定しています。愛知県内には魅力のある劇団が多くあります。異なる劇団の為、私たちは作品としては相容れませんが、劇場という場を鍵に繋がり協力関係を結べます。」

貸し出しの際は24時間好きな時間に劇場を使うことができ、時間を気にすることなく作業に没頭できる。これは、作品の質の向上に一役買うに違いない。劇場を借りる際は、体現帝国がこれまでの上演のために揃えてきた機材などの備品も必要に応じて借りられる。もちろん、演劇だけでなく全く違うジャンルの団体・個人がイベントスペースなどとして使用することもできる。可能性が無限に広がる自由度の高さが魅力だ。

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体現帝国館を応援しよう!プレイベント開催決定!

体現帝国館では、2024年2月20日、22日、24日の19:30より、開設前のプレイベントとして『劇場の卵』を開催予定だ。内田橋商店街にある「Calm植物店」に集合したのち、商店街の紹介をしながら劇場へ移動。今回のイベントでは、商店街や劇場の紹介はもちろん、次回作『青ひげ公の城』のワンシーンを体現帝国館でいち早く観劇できる。

また、今後の上演に関しても、6月に予定している柿落とし公演は、倉庫感を活かした内装での上演、9月の公演は6月よりも改装が進み、劇場に近づいた状態での上演するといったように、演劇とともに倉庫が徐々に劇場へと進化していく姿を追える仕掛けが考えられている。倉庫が体現帝国の手によって見る見る「劇場」に様変わりする様子を、目で、肌で、全身で感じることができるまたとない機会だ。詳細、予約はこちらからチェック

現在、倉庫を劇場にしていく初期改装中だという体現帝国館。演劇界の新しい流れが生まれるであろうこの取り組みは、改装費や運営費として金銭的に応援する応援寄付、改装の人手として応援、アイデアや意見を伝えて応援、SNSを使った応援などの方法で支援することができる。体現帝国館を作っている体現帝国にとって、一人ひとりの応援が大きなパワーとなるに違いない。応援の詳細はこちらからチェックしてみてほしい。


体現帝国館詳細体現帝国館について
プレイベント詳細体現帝国館 開設前 プレイベント『劇場の卵』
応援の詳細新劇場開設に向けてのお願い

体現帝国館概要

建物
広さ:奥行9m、幅5m、高さ4.4m(奥行3.5m高さ2.2mの中二階有)
4階建てビルの1階/建物前面の幅5mが全て自動シャッター/建物前に駐車場有

立地
〒457-0862 愛知県名古屋市南区内田橋1-6-10 1F

劇場平面図

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